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配信元:時事通信社
投稿:2020/04/03 14:02
 吉中晋吾・バーグインベスト代表=新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、投資家の間で、リスクが高いとされる資産を中心にポジションを減らす動きが見られる。こうした中、ニューヨーク金先物相場は底堅さを増しており、目先は次の上昇に向けた地ならしが続くとみる。
金融市場を見ると、ドルだけでなく金も、いわゆる「有事の買い」の対象になる場面が見られるようになった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が相次いで追加の金融緩和策を打ち出した。金融政策の手詰まり感が強まっており、FRBの次の一手が注目される。さらに金相場を見通す上で、投資家のマインドの変化も注視している。
NY金の取引レンジの下限は徐々に切り上がっており、当面は大きく下げたとしても1500ドルが下値となろう。一方、上昇局面になった場合、1700ドルが視野に入ると想定している。(了)
[時事通信社]