〔週間見通し〕NY金、目先は底堅い展開=バーグインベスト・吉中氏


 吉中晋吾・バーグインベスト代表=ニューヨーク金先物相場は目先、底堅い展開が続きそうだ。足元では中心限月が1280~1300ドルの狭いレンジ取引となっているが、下値の堅さを感じている。  米金融政策に関連した動きが最大の注目材料とみている。英国の欧州連合(EU)離脱問題などを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まれば、金相場の下支え要因となる。ただ、ドル建てのNY金相場の押し上げには、利上げ停止や利下げなど米政策金利に絡んだ材料が必要だ。  2019年は米金融政策の方向性を見極めようとして、手探りが続く。米国の主要経済指標や連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言が注視されるだろう。  米政府機関の一部閉鎖を受け、米商品先物取引委員会(CFTC)の週間ベースの取組高報告がこのところ発表されていないため、投機筋の動きを判断しにくい。英国のEU離脱に関しても、3月末の期限までにどのような展開になるのか不透明感が強い。こうした中、NY金は節目の1300ドルに近づけば、ひとまず利益を確定する動きが見られる。(了) [時事通信社]


About 吉中 晋吾 (よしなか しんご)

バーグインベスト株式会社 代表取締役社長 日系資金運用会社にてチーフディーラー兼ジェネラルマネージャーとしてデリバティブ運用業務、ディーラー育成に従事した後、2012年バーグインベスト株式会社設立。現在、同社代表。 国内外の裁定取引、スプレッド取引にフォーカスした運用スタイル。これまで指導してきたディーラーも国内外で独立し活躍している。 現在の会社では、市場研究とトレーダー/ディーラーの育成に力を入れており、また個人投資家に対しても基礎を中心とした教育プログラムを提供している。